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爆心 長崎の空 映画 [爆心 長崎の空 映画]

北乃きいさん 主演の映画「爆心 長崎の空」 が、全国で公開される。

原爆でたくさんの命が失われた長崎を舞台に、母と娘や “生命” をつなぐ希望となる。

北乃きい 「Can you hear me ?」
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原作は芥川賞作家で長崎原爆資料館館長の青来有一さんの、六つの作品からなる連作短編小説。日向寺監督が、メガホンをとった。

被爆3世で、現在大学3年生の門田清水。ある朝母親とささいなケンカをし、その日に母が心臓発作で突然亡くなった。

デート中だったため、母親からの電話に出なかった清水は後悔の念にかられる。
高森砂織は、一人娘を亡くして一周忌を迎えようとしている。悲しみから抜け出せなかった。

砂織の実家は300年続くカトリックの家系で、両親は孫の死を 「神の思し召し」 ととらえて乗り越えようとしていた。

ある日、清水と砂織は長崎の浦上天主堂の近くで偶然出会い…。北乃きいさん、稲森いずみさん、柳楽優弥さんらが出演します。

二つの家族が出てきて、大切な人を亡くして深い喪失の中にいる人物が2人いる。母を亡くした大学生の清水と娘を亡くした砂織、共に自分を責めている。

他人の悲しみを100%分かることはできないし、分かると思うこと自体おこがましいと思う。映画を見て、一部でも分かち合うことはできると思った。

高台から見下ろした長崎の街の風景の中に、たくさんの人間の存在を感じる。丁寧に練られたせりふを役者が大切にし、戯曲を見ているような緊張感があった。

長崎の現在と過去が重なるように描かれ、震災や原発事故に遭った被災地へも思いをはせた。

青来有一 「爆心」
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映画「爆心 長崎の空」 は、全国公開中です。

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